養老孟司の人間科学講義 (ちくま学芸文庫)本ダウンロード無料pdf

養老孟司の人間科学講義 (ちくま学芸文庫)

によって 養老 孟司


4.6 5つ星のうち(7人の読者)

養老孟司の人間科学講義 (ちくま学芸文庫)本ダウンロード無料pdf - 内容(「BOOK」データベースより) 「人間科学」とは「ヒトとはなにか」を科学の視点から考えるものだ。現代科学は生命の起源を遡り、進化を論じる。ヒト遺伝子は既にその塩基配列がすべて解読された。それならわれわれは、ヒトについていったい何を「知っている」というのだろうか。もともとヒトは自分(脳)を尺度に世界を計る。では、「人間」を普遍的尺度としてヒトを定義することは可能なのか。ヒトに本来そなわる二つの情報系―「神経系=脳=意識」と「遺伝子系=細胞=無意識」という入射角からヒトという存在を捉えなおす。養老ヒト学のひとつの到達点を示す本格論考。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 養老/孟司 1937年神奈川県鎌倉市生まれ。62年東京大学医学部卒業後、解剖学教室へ入る。95年東京大学医学部教授を退官。現在、同名誉教授。著書に『からだの見方』(サントリー学芸賞)『バカの壁』(毎日出版文化賞)など多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

養老孟司の人間科学講義 (ちくま学芸文庫)の詳細

本のタイトル : 養老孟司の人間科学講義 (ちくま学芸文庫)
作者 : 養老 孟司
ISBN-10 : 4480091718
発売日 : 2008/11/10
カテゴリ : 本
ファイルサイズ : 21.15 (現在のサーバー速度は27.77 Mbpsです
以下は、養老孟司の人間科学講義 (ちくま学芸文庫)に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。
変化し生きている実体と、変化せず固定している情報は、違う。実体と情報の二元論は、解消することはできない。どこまでも平行線をたどる。だから、本書は、何かを解決するための方策ではなく、俯瞰図を得るための補助線である。細胞/遺伝子、脳/言語、差異/同一性、外界/脳内過程、定冠詞/不定冠詞、「は」/「が」、シニフェ/シニフィアンなどの難問は、実体と情報の二元論に落とし込んで整理することができる。ちなみに、実体と情報の二元論において、ヒトは、脳/言語だけでなく、細胞/遺伝子によっても貫かれているのだから、その意味で本書は、『唯脳論』を自己否定していることになるのだろうか。それとも、『唯脳論』は、もともと脳一元論を説いていたわけではないのだろうか。さておき、ここで疑問に思われるのは、揺らいで不安定な脳から、どうして言語という永続する同一性が出てくるのか、という問題である。すなわち同一性の起源である。それは、脳において、複数の諸感覚、感覚と運動など、異なる機能単位をまとめあげる連合野が発達したからだ、と答える。つまり、「意識の起源は、巨大化したヒトの脳にある」、と。その結果、平気でA=non Aと言ってのける意識が成立した。また、視覚と聴覚という異なる機能をまとめあげたのが言語であるなら、その意識が言語を用いるのは、理に適っている。内田樹の解説が分かりやすい。「よくよく考えると……、これはこれでたいした能力だと言わねばならない。……。/脳は「生成し変化し消滅するもの」でありながら、おのれを「同一不変のもの」とみなす。そのような訳の分からないものでありながら、私たちの手元には「それ」しかない」。しかし、そんな「脳の言い分」は「話半分くらい」に「聞き流す」のが大人である、と。ただし、全体的に荒削りな印象で、同一性の起源についても、もう少し突っ込んだ考察が欲しかった。しかし、単行本(二〇〇二年)公刊の時点で、六十五歳。気がつけば、すでに七十六歳。もう無理か。

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